第24話 / 全71話

第24話

私の問いが落ちた瞬間。殿内に一瞬の静寂が広がった。蝋燭の火は静かに揺れている。時折、灯芯が小さく弾ける音だけが、やけに鮮明に響いた。

皇帝は目を伏せたまま、片腕でしっかりと腕の中の人物を抱いている。その胸にいるのは――豪華な貴妃の衣をまとい、六宮を魅了するほど美しい顔を持つ蘇貴妃。けれど、その中身は。まだ五歳になったばかりの、私たちの息子だった。